体を動かさないので腰痛や足のむくみが生じやすい

電子部品の製造工場では多くの場合、非常に細かい作業を行います。特に繁忙期の増員を目的にした期間工は部品の取り付けや仕分けなどの単純作業に従事するのが普通ですが、このような仕事は動き回ることは滅多になく、同じ姿勢で長時間過ごすことになります。そのため、肩や首、腰などを傷めてしまうトラブルは少なくありません。特に立ち仕事の場合は足のむくみに悩まされるので、足への負担を軽減させる厚手の靴下やインソールなどが手放せなくなります。また、拡大鏡を通して部品を確認する作業も多いことから、目の疲れが生じる事実も無視できません。部品検査では強い光を使うことがあるので目の乾燥など健康被害に見舞われる可能性があります。

危険な薬品による事故の可能性がある

電子部品の製造には人体に有害な成分を含む薬品を使うことがあります。万全の対策を講じて使われていますが、それでも不測の事態に見舞われる可能性は否定できません。薬品の事故は保護メガネや手袋などの保護具を使わなかったのが原因の多数を占めます。特に揮発性の高い薬品の蒸気を吸い込む事故が多いのでマスクなどの保護具は必須です。細かい作業の妨げになるとの理由で保護具を使わないケースがありますが、重大な事故が起こると工場の稼働が停止するなど大きなトラブルに発展する可能性があります。指定された保護具を使わないのは勤務態度が悪いと見做され、今後の仕事にも悪影響が及びます。そのため、面倒でも保護具の使用を怠ってはいけません。

期間社員はその期間は安定した月収を得ることができる点が利点です。寮が完備されている会社も多く、生活費を節約したい方にも向いています。